私は今、引っ越しを考えています。
妻と2人、新しい家に住みたいな―と思っております。
できるだけ希望に近い物件。
しかも家賃も抑え気味で。
でも私も妻も、家を借りることに関しては初心者です。
「どうしたら良い家が見つかるの?」
「初めて家を借りるんだけど、どうしたらいいの?」
「どんな手続があるんだろう?」
「値引き交渉って何ができるの?」
などなど。
家を借りる時には色々な疑問が出てきますよね。
今回は、そんな悩みを解消できる本「家を借りたくなったら」についてご紹介します。
どんな人におすすめの本?
家を借りようと思っている人全般におすすめです。
借りる前の準備段階から、契約段階、借りた後、退室時の注意といった具合に網羅されています。
特に賃貸初心者の方は読んで損はないんじゃないでしょうか?
私にはうってつけですね。
一通りの知識を身につけられるでしょう。
良い部屋を見つけられる人、見つけられない人
最低10件は見るまで部屋を決めてはいけないということなのです。
この主張は、本書全体を通して何度か出ていました。
10件は見ないと「家を見る目」が養われないとのことです。
今はインターネットがありますから、条件を絞ってどんどん調べていきましょう。
特に気になるのは家賃、地域、間取りでしょうか?
そして実際に家を見に行きましょう。
できれば10件。
これだけ多くのお金を支払うのですから、簡単に妥協をしないでください。
少しの努力で良いのです(つまり多くの情報を入手し、たくさんの物件を見て目を養う努力です)。
不動屋さんとのつきあい方
(1)複数の不動産屋さんから情報をもらう。絶対に一社だけで物件を決めようとしない。
(2)なるべき不動産屋さんの車に乗らず、自分の足で物件を見に行く。
(3)物件を案内してもらったらその場で別れる。事務所には戻らず自分の足で周辺環境を確認する。
(4)断りの電話は必ず入れる(これは礼儀です)。
(5)必ず複数の候補物件から、これだというものがあっても、一晩以上時間をかけて考え結論を出す。決して物件を見たその日に契約しない。
不動産屋さんだって人間です。
好きな客、嫌いな客が出てくるでしょう。
できれば「好きな客」になりたいですよね。
その方が値引きや物件探しも頑張ってくれるでしょう。
不動産屋さんが気にいるような態度、話し方、かけひきを学ぶことができます。
内見・下見のチェックポイント
まずは複数の不動産屋さんから情報を集め、ある程度絞り込んでから内見をはじめるのがかしこいやり方です。
物件情報はあればあるほどいいものです。気に入りそうな部屋があったらすぐに不動産屋さんに連絡して、ファックスで間取り図を送ってもらいましょう。
インターネットや不動産屋さんから物件の情報を集めたら、次は下見に行きます。
間取り図のチェック、周辺環境、交通手段など。
後で「しまった!」とならないためにも、下見には力を入れたい。
そして最低10件は見ておきたい。
後悔しないためのチェックポイントが網羅されています。
しかも下見前、下見中、下見後。
詳しく書かれているので、初心者の方はとっても助かります。
本を読んでみて
「今の時代ネットがあるんだし、条件絞ってさっさと決めればいいじゃん」
この本を読むまでは、家探しを軽く考えていました。
でもそうじゃない。
家は毎日を快適に過ごすために妥協してはいけない。
たくさんの物件を探し、不動産屋さんに通う努力が必要なんだ。
そう思うようになりました。
特に下見のチェックポイント。
初心者にとっては非常に役に立ちますよ。
この本は自分では全然気づかなかったところまで指摘してくれてますから。
私の周りに家を借りたい人がいたら、この本をおすすめしようと思います。
必要な情報が綺麗にまとまっていますし、読みやすい文章です。
家を借りたくなったら、是非この本を読んでみてください。