お店で売っている牛乳。
色んな種類がありますよね。
瓶に入ってるもの。
紙パックに入っているもの。
大、中、小。
様々な量の牛乳があります。
スーパーなどでよく手にするのは紙パックの牛乳になるでしょうか?
大抵1リットルって書いてますよね。
でも実は入れ物の容量は1リットルじゃないって言ったら驚きますか?
今回は、牛乳パックの謎についてご紹介したいと思います。
牛乳パックの容量は1リットルではない
森永乳業さんの公式ページにはこんなことが書いてあります。
1000mlの牛乳パックのおおよその寸法(内寸)は70mm×70mm×194mmです。これを計算すると950.6mlとなり1000mlに足りません。
なんと牛乳パックは1リットルの容器ではなかったのです!
中身は1リットル?
詐欺だ!と思ったあなた。
安心して下さい。
ちゃんと1リットルの牛乳が入っています。
でも入れ物は1リットル以下なのに何で?
と思いますよね。
この疑問に対しても、森永乳業さんが解答しております。
牛乳などの飲料を入れると牛乳パックの内壁に圧力がかかり膨らみます。断面で見ると、紙自体はあまり伸縮しない素材なので周囲の長さは変りませんが、正方形から円形に近づきます。周囲の長さが同じであれば、正方形より円の方が面積が大きくなります。飲料が入り胴部分が膨らんで円筒形に近づいた分、内容積が大きくなり計算上は1000ml入らない容器にも1000mlの飲料を入れることができます。
牛乳を入れるとパックが膨らむ
牛乳をパックに入れると、重みで紙パックに力をかけます。
瓶の用にしっかりとした容器なら、牛乳の重みで変形することはないでしょう。
しかし紙パックはどうでしょうか?
「紙」と書いてあるだけあって、重みでたわみそうですよね。
実際は950.6mlの牛乳パック。
中身を入れるとパックに力が加わって膨らみ、950.6+αの量が入る訳ですね。
その結果、1リットルの牛乳を入れることに成功しています。
パックが膨らむことを見越して設計しているなんてすごいと思いませんか?
新しく牛乳を買ったらよく見てみてください。
パックが膨らんでいますから。
牛乳パックをしっかり観察する機会はあまりないでしょう。
これを機に実際にパックの長さを図って容量を計算したり、中身を計量カップで測ったりするのも面白そうですね。
一度試してみてはいかがでしょうか?